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歯が虫歯となって、保存不可能となってしまい抜歯を余儀なくされた場合、その後は保険診療では、ブリッジか義歯が一般的です。自費診療ならばインプラント治療ができますが高額医療です。
でも抜く前に待って下さい、もう一つの保険診療の選択肢として自分の親知らず歯を移植できるかもしれません。そのためにはいろいろな条件があります。今回は歯の移植のお話です。
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自家歯牙移植で、保存不可能な歯を抜歯し、そこへ即座に親知らず歯を移植する治療法です。
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臼歯の虫歯を抜く |
親知らずを移植する |
親知らず移植完了 |
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抜歯される歯が健康な歯肉、健康な骨を有すること。 |
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移植される歯が健康なこと。 |
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抜歯されたところが移植する歯とおおよそ適合すること。 |
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移植歯の歯根に触れずに即座に抜歯されたところに移植できること。 |
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自分の歯として機能する。 |
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ブリッジや義歯のように隣の歯に負担をかけない。 |
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保険適応である。 |
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適応症が制限される。 |
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親知らず歯の抜歯のため腫れが出ることもある。 |
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必ず成功するとは限らない。 |
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成功したとしても何年機能できるか予後が不明である。 |
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症例 1
A:移植される歯
B:抜歯される歯 |
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Bを抜歯した後、Aの移植が完了 |
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冠装着後 |
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症例 2
A:移植される歯
B:抜歯される歯 |
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Bを抜歯した後、Aの移植が完了 |
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症例 3
A:移植される歯
B:抜歯される歯 |
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Bを抜歯した後、Aの移植が完了 |
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症例 4
A:移植される歯
B:抜歯される歯 |
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Bを抜歯した後、Aの移植が完了 |
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このように歯の移植は適応が限られます。また不確実な治療法でもあります。しかし何年間かこの移植歯で痛みもなく食事ができるのであれば移植は成功です。その後移植歯が使えなくなってから再びブリッジや義歯あるいはインプラントの治療法が考えられます。
まずは歯を抜く前に、抜いた後の治療法をかかりつけ医とよく相談することが大切です。
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