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突然、歯みがき時や冷たい水、甘い物、風などで歯がしみるようになりました。しみる歯を見てみると特別、色が変わっていたり穴もなく虫歯とは思われないのに歯がしみます。それは知覚過敏かもしれません。
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歯と歯肉の境目の歯肉が退縮して象牙質が露出することにより痛みが起こります。 |
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象牙質の中には神経(歯髄)から伸びている管(象牙細管)があります。象牙質にブラッシングや冷たい物などの刺激が加わるとその管から歯髄に伝わり痛みが発生します。 |
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1. |
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加齢 子供には知覚過敏が起こりません。18歳以降、年齢を重ねていくと徐々に歯肉が下がっていき象牙質が露出します。 |
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2. |
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ブラッシングの不備 歯と歯肉の境目のブラッシングを怠ることで歯垢の付着や歯肉炎を発症し、象牙質が露出します。 |
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3. |
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噛む力の強い方やくいしばり、歯ぎしりの癖のある方 このような方は、歯と歯肉の境目の象牙質が削れてきます。このような状態をくさび状欠損といい象牙質が露出します。 |
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4. |
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ホワイトニング ホワイトニングの薬剤により一時的に知覚過敏が起こることがあります。 |
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5. |
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歯石除去 多量の歯石を除去することにより、根面露出(象牙質露出)が起こり知覚過敏を生じます。 |
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歯ブラシの毛先や爪楊枝による痛み |
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冷たいものや風による痛み |
(+) |
甘いもので痛み |
(±) |
歯肉の腫れ |
(−) |
歯肉を押しての痛み |
(−) |
噛んだ痛み |
(−) |
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1. |
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自然治癒 適切なブラッシングで歯垢が除去されると露出した象牙質が唾液や歯磨き剤により再石灰化を生じ象牙細管が封鎖され痛みを軽減します。
痛いと言ってブラッシングを怠ると、象牙質の脱灰が進み歯の表面が溶けて症状が悪化します。
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2. |
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歯磨き剤による効果 現在、ほとんどの歯磨き剤には再石灰化を促す効果があります。さらに商品名シュミテクトには神経の興奮を抑制する硝酸カリウムが配合され、知覚過敏に効果のあることが確かめられています。
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3. |
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歯科医院での治療 自然治癒や歯磨き剤による効果より、歯科医院での治療は効果が高く即効性です。 |
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(1) |
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薬物塗布 適切なブラッシングで歯垢が除去されると露出した象牙質が唾液や歯磨き剤により再石灰化を生じ象牙細管が封鎖され痛みを軽減します。
痛いと言ってブラッシングを怠ると、象牙質の脱灰が進み歯の表面が溶けて症状が悪化します。
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(2) |
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レーザー治療 レーザーを象牙質に照射し象牙細管を封鎖します。
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(3) |
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充填(詰め物)治療 くさび状欠損している象牙質に接着剤を用いて樹脂やセメントで被覆し象牙細管を封鎖します。そしてくさび状欠損の形態を回復します。
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(4) |
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神経を取る治療 根面露出が大きく、症状も強くて(1)、(2)、(3)の治療では痛みが取れない場合に最終手段として行います。
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年齢とともに、ある程度の歯肉の退縮にともなう象牙質の露出は避けられません。そのために歯の再石灰化を促す必要があります。規則正しい生活習慣と適切なブラッシングを行い、可能ならば歯科医院でフッ素洗口の薬剤を購入して毎日就寝時にフッ素洗口を行うことで知覚過敏を予防しましょう。
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